「フリースペースって何?」「何をするところ?」
フリースペースという言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、文字通り、free space = 自由な空間 です。
いつ来てもいい。何をしてもいい。
フリースペースには、カリキュラムやプログラムはなく、何かを強制することはありません。
あなたが、“ありのままで自分らしく”好きなことをして過ごすことができる“居場所”です。
家庭を拠点にホームエデュケーション・ホームスクーリングを実践している子ども達や
不登校、ひきこもり、登校渋りのある子ども達、子育ての悩みや不安を抱えている保護者の方が、
いつでも気軽に立ち寄ることができます。
家庭環境や経済環境はそれぞれ違っても、通いたい子が通えるように、南城市から児童館の利用許可をいただき、
フリースペースさくらは利用料は無料で始めることができました。
“なぜかわからないけど、学校に行きたくない。”
“学校に行こうとすると、身体が思うように動かない、気分が乗らない。”
“どこにいても窮屈で、ただのんびり過ごせる居場所がほしい。”
行政や教育機関、医療機関と連携しながら、そんな思いを抱えている子ども達に寄り添っていきたいと思っています。
文部科学省の調査によると、2022年現在、全国で不登校の児童・生徒は小中学生合わせて24万人以上、
長期欠席は41万人以上もいることが明らかになりました。
いじめの認知件数は61万件を超え過去最高。
小中高生の自死は1年間で368人。
多くの子ども達が、生きづらさを感じ、悩み苦しみ、居場所を失っているこの現状を、
大人たちはしっかり受け止めなければなりません。
学校に行きたくても行けない子ども達もいます。
行けないことで、引け目を感じ、「自分はダメな人間だ」と自分を追い詰めてしまう子もいます。
必ずしも、学校だけが学びの場ではありません。
学校以外の学びの場や居場所を多く作り、自分が“ほっとする”安心できる環境を子どもが自ら選ぶことが出来るように、
学校以外の学びの選択肢を増やすべきだと、私は考えています。